まず、メロディラインが全く違っていて、
クラシックに比べるとポップスはメロディの音程の高低差が少ないんです。
ピアノは両手を広げれば、低い音から高い音へ一気に飛ぶことができます。
だから、クラシックのメロディラインはとても変化に富んでいます。
でも、ポップスは人が歌うことを前提として作られていることが多いので、
音階を一気に超えるような曲はあまりありません。
また、人の歌声は、1つの音を長く伸ばすことができますが、
ピアノは鍵盤に指をおいておくだけでは、音は長く伸びません。
だから、ポップスで音を長く伸ばす部分は、
クラシックピアノのさまざまなテクニックを使い、音を増やしたりして工夫をしました。